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2024.12.01
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GX志向型住宅ってどんな家?【設計お役立ち情報 Vol.46】
「GX志向型住宅」は補助金160万円が支給されるということで新しく話題になっています。
GX志向型住宅は、脱炭素社会を目指して、省エネ性能が高い住宅を増やすために新設された区分です。
岡山市でGX志向型住宅を建てるには、次の条件を満たす必要があります
〇断熱等性能等級6以上(UA値0.46、HEATG2)
〇再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
〇再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」(ZEHの基準)
これらを全て満たした場合、1戸あたり160万円の補助金が受けられる仕組みです。
従来の省エネ住宅向けの補助金もありますが、その支援額は減少傾向です
- 長期優良住宅:1戸あたり80万円
- ZEH住宅:1戸あたり40万円
今年度のZEH補助金は80万円だったため、半減してしまう見込みです。
一方でGX志向型住宅は補助額が大きい分、今後ZEH基準で建てる家は時代遅れになってきそうですね。
また、近年は若者世帯や子育て世帯に向けての補助事業でしたが、このGX志向型住宅は、高齢世帯も含めた全ての世帯が対象です。
高齢世帯も補助を受けられるため、幅広い家族構成に対応した支援策となっています。
これを機にさらに高性能住宅が普及するようになることに期待します。
松村