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2024.09.03
高気密高断熱|快適な住環境と健康的な暮らし【岡山注文住宅コラムVol.056】
岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。
最近、「高気密高断熱の住宅が気になる」とお考えの方も多いのではないでしょうか?
このコラムでは、高気密高断熱の住宅とは何か、そのメリットやデメリット、具体的な対策方法などについて詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、高気密高断熱住宅の基礎知識から、実際の建築方法までを理解し、どのように快適な住環境を実現できるかがわかります。
寒さや暑さに悩まされることなく、一年中快適な暮らしを求めるご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
高気密高断熱の住宅とは?
高気密高断熱の住宅とは、建物の隙間を極力少なくして断熱性能を高めた住宅のことです。
これは、外気の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保ちやすいという特長があります。
気密性を高めるためには、家全体の構造や施工において隙間がないように注意し、断熱材の適切な配置と施工が重要です。
具体的には、壁、屋根、床、基礎、窓など、建物全体にわたって断熱材を使用します。
高気密高断熱のメリット
1. エネルギー効率が高い
高気密高断熱の住宅は、エネルギー効率が非常に高いです。
室内の冷暖房効率が上がるため、年間を通してエネルギー消費が抑えられます。
例えば、SANKOの家では、夏も冬もエアコン1台で快適な室温で暮らせることが特長です。
夏は屋根裏に設置した「屋根裏エアコン」で冷気を各部屋に配り、冬は「床下エアコン」で基礎から家全体をまるごと暖めます。
このシステムにより、家全体が均一に冷暖房され、エネルギー効率が向上します。
また、この効率的な冷暖房システムにより、光熱費の削減効果も期待できます。
2. 快適な室内環境
高気密高断熱の住宅では、外気温の影響を受けにくいため、夏は涼しく、冬は暖かい環境を保つことができます。
また、気密性が高いことで外の騒音が気になりません。
車通りの多い立地でも静かな室内環境を実現します。
特に、リモートワークをする方や赤ちゃんがいらっしゃるご夫婦には大きなメリットです。
3. 健康的な住まい
高気密高断熱の住宅は、健康的な住環境を実現します。
断熱性が高いだけでは結露が発生する可能性がありますが、高気密性を兼ね備え、空気を巡らせることにより、このリスクを大幅に軽減します。
SANKOの家では、トリプル樹脂サッシを採用しているため、窓の結露が生じにくく、また外断熱工法を採用していることで、家全体の結露リスクも抑えられます。
外断熱工法により、建物の外側を断熱材で包むことで、気密性と断熱性の両方を高め、躯体に結露が起こるのを防ぎます。
これにより、家の耐久性が向上し、結露が原因となるカビやダニの発生を抑制します。
結果として、アレルギーなどの健康リスクを低減し、家族全員が快適で健康的に暮らせる環境を提供します。
高気密高断熱のデメリット
1. 初期費用が高い
高気密高断熱の住宅は、施工や素材にコストがかかるため、初期費用が高くなることが多いです。
ただし、長期的に見ると光熱費の削減効果が期待できるため、投資対効果は高いといえます。
2. 換気システムが重要
建築基準法で24時間換気システムの導入が義務付けられています。
特に高気密な住宅では、計画的な換気が不可欠です。
換気システムにはいくつかの種類があり、第一種換気システムでは初期コストやランニングコスト、メンテナンスが必要です。
一方、第三種換気システムはコストが抑えられるものの、効果的に空気を巡らせるためにはC値=0.3以下の高気密住宅である必要があります。
しかし、気密性能は年月とともに劣化することがあります。
そのため、SANKOの家では、長寿命で快適な住まいを維持するために、気密性能をC値=0.1以下になるように徹底しています。
これにより、長期間にわたり安定した換気が可能になり、健康的な室内環境を保つことができます。
3. 初期の施工精度が重要
気密性が高い住宅は、施工時の精度が非常に重要です。
施工ミスがあると、計画的な換気が行き届かず、結露の原因となる可能性があります。
気密性が低ければ、外気の湿気が入りやすく、結露が発生しやすくなります。
そのため、専門業者による高品質な施工が求められます。
住宅を高断熱にする方法
1. 断熱材の選定
断熱材の選定は、高断熱を実現するための最も基本的なポイントです。
SANKOの家では「高性能フェノールフォーム」という性能の高い断熱材を使用します。
断熱材の厚みや密度も重要で、適切に選定することで断熱性能が大幅に向上します。
2. 断熱施工の品質管理
断熱材の施工品質は、断熱性能に直結します。
断熱材が均一に敷かれていないと、断熱効果が低下します。
そのため、専門業者による高品質な施工が求められます。
特に、壁や屋根、床の接合部には断熱材がしっかりと配置されるよう、細かい部分まで確認します。
住宅を高気密にする方法
1. 造り手にこだわる
高気密な住宅を実現するためには、造り手の技術とこだわりが非常に重要です。
SANKOの家では、専属大工が積み重ねた深い知識と精巧な技術を最大限に活かし、C値0.04という日本でもトップクラスの数値を平均とした家づくりを行っています。
この数値は、気密性能の高さを示しており、住宅内の空気が外部と無駄に行き来しないため、安定した温度と健康的な空気環境を保つことができます。
1棟1棟を専属大工が丁寧に施工し、ムラのない品質の高い高性能な住宅を提供し続けています。
こうしたこだわりが、SANKOの家の高気密性を支えており、お客様に快適で長寿命な住まいをお届けしています。
2. シーリング材などの活用
高気密の住宅を作るためには、シーリング材などを適切に使用し、隙間を完全にふさぐことが重要です。
特に、窓やドア、壁の接合部には気密テープや気密シートを使用し、空気の漏れを防ぐことも重要です。
3. 断熱サッシの導入
窓は家の中で最も熱が出入りしやすい部分です。
高断熱・高気密の住宅を実現するには、断熱性能の高いサッシを選ぶことがポイントです。
例えば、トリプルガラスの樹脂サッシを使用することで、熱の移動を最小限に抑えます。
高気密高断熱の注意点
高気密高断熱の住宅には、換気が非常に重要です。
24時間換気システムの導入や、適切なメンテナンスが必要です。
これにより、室内の空気質を保ち、健康的な住環境を維持できます。
気密性が高い分、施工ミスがあると性能に大きな影響を与えるため、施工業者の選定も慎重に行うことが求められます。
また、暮らし方がこれまでの住宅と違うため、高気密高断熱住宅の暮らし方のポイントを理解した上で、正しく暮らすことが重要です。
未来基準の家づくりとは
未来の家づくりでは、省エネルギーと快適性の両立が求められます。
高気密高断熱の住宅は、その要件を満たす最適な選択肢です。
さらに、再生可能エネルギーの活用や、スマートホーム技術の導入によって、より持続可能で効率的な住まいを実現します。
こうした取り組みが、未来基準の家づくりにつながります。
まとめ
高気密高断熱の住宅は、エネルギー効率の向上、快適な住環境の提供、そして健康的な暮らしを支える多くのメリットがあります。
しかし、その一方で初期費用や換気の重要性などのデメリットもあります。
この記事を参考に、ご自身のニーズに合った家づくりを考えてみてください。
高気密高断熱住宅の重要性について設計コラムもご参考ください。
youtubeでは丹生慶子が詳しく解説しております。
こちらもご参考ください。
岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。
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夏の高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。
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