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家づくりコラム

2024.11.04

高性能住宅に吹き抜けを取り入れる理由【設計お役立ち情報 Vol.44】

 

高性能住宅において「吹き抜け」の設計は、単なるデザイン要素ではなく、家全体を効率的に空調するための重要な役割があります。

いくら家全体の断熱性能を高めても、空気がスムーズに流れなければ、効率的な空調は期待できません。

 

 

 

1階から2階へと空気の流れを確保するために、吹き抜けが重要な役割を果たします。
エアコンで暖めた(または冷やした)空気が吹き抜けを介して家全体に行き渡ることで、温度差のない快適な室温を保つことができます。

 

また、吹き抜けは太陽の光を家全体に取り込むためにも役立ちます。
特に冬の日中、吹き抜けを通じて2階や北側のスペースにも陽の光が届くようにすることで、自然な暖かさを確保します。
リビングを開放的に設計し、廊下や階段もリビングの一部として取り込むことで、寒さや暗さを感じる空間をできるだけ少なくすることができます。

 

 

 

 

「暖かい空気は上に上がるため、吹き抜けのあるリビングでは1階の足元が寒いのでは?」と心配される方もいるかもしれません。しかし、高性能住宅は高断熱・高気密で設計されているため、隙間風が入らず、上下の温度差が小さくなります。

 

これにより、一般的な住宅に比べて室温のムラが少なく、冬でも足元が全く寒くありません。
これは体感でしか伝わらないものだと思います。
是非、冬の寒い時期にSANKOの家を見にきて体感をして下さい。

 

 

吹き抜けは、高性能住宅でこそ活かせると考えます。
家全体の空調効率を高め、自然光を取り込み、快適な温熱環境を実現するために最適な手法ですので、高性能住宅な家ならぜひ吹き抜けを取り入れてみて下さい。

 

 

 

松村