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家づくりコラム

2024.10.17

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長期優良住宅|補助金や税制優遇が受けられる【岡山注文住宅コラムVol.060】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

 

 

「長期優良住宅」という言葉を聞いたことがあるけれど、具体的にはどういうものなのか?

申請方法や費用、どんな基準を満たさなければいけないのか疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「長期優良住宅」について詳しく解説し、申請の手続きや認定基準、メリット・デメリットをわかりやすくお伝えします。

 

この記事を読んでいただければ、長期優良住宅の特徴や認定の流れが明確になり、自分たちが家づくりにおいて「長期優良住宅」を選ぶべきかどうかの判断材料が手に入ります。

これから家を建てるご家族にとって、大きな指針となる内容ですので、ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

長期優良住宅とは

 

 

「長期優良住宅」は、その名の通り、長期にわたって良好な状態を維持できる住宅を指します。

国が定めた厳しい基準をクリアした住宅のみが認定され、長期間にわたり安心して住み続けることができる性能を持っています。

 

長期優良住宅は、家の性能だけでなく、耐久性やエネルギー効率、環境への配慮といった要素も重視されており、次世代のためにも快適で住み続けられる家づくりを目指した制度です。

 

 

 

長期優良住宅の申請方法と費用は?

 

 

長期優良住宅の認定を受けるためには、以下の手順が必要です。

  1. 設計段階での申請
    長期優良住宅の基準に適合するように設計段階から計画を進めます。建築士や工務店と連携して、基準に沿った設計を行います。
  2. 申請書類の提出
    設計が完了したら、申請書類を自治体に提出します。必要な書類には、設計図面や構造計算書などがあります。
  3. 審査と認定
    提出した書類に基づいて、審査が行われます。審査が通過すれば、晴れて「長期優良住宅」の認定を受けることができます。
  4. 費用
    申請費用はおおよそ10~20万円程度かかりますが、これは地域や建物の規模によって変動します。また、設計費用や施工費用にプラスしてこの費用がかかる点にも注意が必要です。

 

 

 

長期優良住宅8つの認定対基準

 

長期優良住宅が認定されるためには、以下の8つの基準を満たす必要があります。

1. エネルギー効率が高い

住宅が省エネルギー性能に優れているかが評価されます。

具体的には、断熱性能や空調効率の高い設備を導入することが求められます。

SANKOの家では、HEAT20 G3ランクのUa値をクリアしており、高い省エネルギー性を実現しています。

 

2. 自然災害への強さ

自然災害に対して強い構造を持つことが必要です。

耐風性や耐火性、防水性など、多様なリスクに対応した設計が求められます。

 

3. 耐震性

日本は地震大国です。

そのため、住宅の耐震性能も重要な基準となります。

耐震等級3をクリアすることで、長期にわたり安心して住むことができる住宅となります。

 

4. 快適に過ごせる広さ

一定の広さがあることも条件です。

狭すぎる家ではなく、居住者が快適に生活できるだけの空間が確保されているかがチェックされます。

 

5. 劣化対策

長期間、劣化しにくい構造であることも重要です。

特に木造住宅においては、防蟻処理や外壁・屋根の素材選定が劣化対策の一環として求められます。

劣化対策等級3をクリアすることで、後の世代に引き継げる住宅になります。

 

6. 将来を見据えたメンテナンス計画

住宅のメンテナンス計画を立てることが義務付けられています。

建てて終わりではなく、長期的な視点でどのように維持管理を行っていくかが認定の基準となります。

 

7. 修繕しやすい設計

配管など、設備が劣化した際に修繕しやすい設計であることも必要です。

メンテナンスのしやすさは、長期的に見て住まいの快適さに直結します。

 

8. 周辺環境との調和

家が建っている周辺環境も認定基準に含まれます。

良好な住環境を保つため、周囲の景観や自然環境への配慮も重要です。

 

 

 

長期優良住宅のメリット

 

 

税制特例・補助金を利用できる

長期優良住宅に認定されると、さまざまな税制優遇や補助金制度を利用できます。

まず、住宅ローン減税の限度額が引き上げられるため、通常の住宅に比べて控除額が大きくなり、長期的に経済的な負担を軽減できます。

固定資産税の減免や、登録免許税・不動産取得税の軽減措置もあり、住宅取得時の費用も抑えられます。

 

さらに、長期優良住宅は「子育てエコホーム支援事業」という国の住宅支援事業の補助金対象にもなります。

この事業では、エコで環境に優しく、子育て世代に適した住宅に対して補助金が支給されるため、特に子育て中のご家庭にとって大きなメリットとなるでしょう。

これにより、初期コストの一部を補填でき、長期的に省エネルギーで快適な暮らしを実現することができます。

 

環境負荷を減らせる

省エネルギー性能が高いため、長期的に見てエネルギーコストを削減でき、環境負荷を減らすことができます。

持続可能な生活を目指す方にとっては、大きな魅力となるでしょう。

 

住宅の資産価値が上がる

認定された住宅は、一般の住宅に比べて資産価値が高く保たれやすい傾向があります。

将来、売却を考える際にも高い評価を受けやすいというメリットがあります。

 

 

 

長期優良住宅のデメリット

 

 

認定のための手続きが煩雑

申請や審査のプロセスが複雑であり、時間と労力がかかります。

また、設計段階から基準を満たすための計画が必要となるため、通常の住宅に比べて施工の手間も増えることがあります。

 

建築コストが高くなる

高い性能を求めるため、通常の住宅に比べて初期費用が高くなることがあります。

しかし、長期的には省エネルギーやメンテナンスコストの削減によって元が取れることが多いです。

 

 

 

まとめ

 

 

長期優良住宅は、快適な住環境を長期間にわたって提供し、環境にも配慮した優れた住宅です。

その認定を受けるためには、さまざまな基準を満たす必要がありますが、得られるメリットも大きく、特に補助金や税制優遇が受けられる点は見逃せません。

一方で、手続きや費用の面でのハードルもありますが、それを乗り越える価値は十分にあります。

 

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。

HEAT20 G3ランクの空気が美味しい、居心地の良い空間です。

秋の高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。

 

 

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