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家づくりコラム

2025.03.22

耐震等級3|本当に地震に強い家とは?メリットや取得費用を徹底解説【岡山注文住宅コラムVol.068】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

 

最近地震に関するニュースが増え、住宅の耐震性について不安を抱えるご家族が増えています。

「地震の時、本当に家族を守れるのだろうか?」「耐震等級3が良いと聞くけれど、実際にどれだけの効果があるのか?」

そんな悩みや疑問をお持ちの方も多いはずです。

 

そこでこの記事では、「耐震等級3」について詳しく解説します。

耐震等級の基礎知識から、具体的なメリット・デメリット、地震保険料の割引制度、認定方法や必要な費用まで幅広くお伝えします。

また、実際に耐震等級3の家が地震時にどれほどの強さを発揮するのか、具体的な事例もご紹介します。

家族の安全を最優先に考えて住宅購入を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

 

 

耐震等級3とは?

 

 

耐震等級3とは、住宅性能表示制度の中で定められている最も高い耐震レベルを示す等級です。

建築基準法で定められた耐震性能の1.5倍以上の強さを誇り、地震に対する抵抗力が非常に高いと評価されています。

つまり、震度7といった巨大地震が発生しても、住宅の倒壊や損傷を防ぐことができるレベルの安全性を持っています。

これまでの大規模地震においても、耐震等級3の家はほぼ無傷であったという実績があります。

 

 

 

耐震等級の3段階

 

耐震等級は3段階に分類されています。

まず、耐震等級1は法律で定められた最低基準をクリアした住宅です。

次に耐震等級2はその1.25倍の強度があり、ある程度の安全性が保証されます。

そして最も安全性が高い耐震等級3は、基準の1.5倍以上の強さを持っています。

つまり、数字が上がるほど住宅の安全性や耐久性が格段に向上します。

 

 

 

地震保険の割引

 

 

耐震等級3の住宅は、地震保険の保険料が最大で50%割引になります。

例えば年間保険料が10万円の場合、5万円もの節約が可能です。

長期的に考えると、この割引だけで数十万円の費用削減が見込めます。

初期費用が多少かかったとしても、長い目で見れば大きなメリットがあります。

 

 

 

耐震等級の認定を受ける方法や費用

 

 

耐震等級3の認定取得には、専門の第三者機関による住宅性能評価が必要です。

評価には10万円~20万円ほどかかり、申請してから認定が出るまで約1ヶ月~2ヶ月の期間が必要です。

しかし、この認定を取得すると住宅の資産価値が上がり、地震保険料も安くなるため、費用以上の価値があるといえるでしょう。

 

 

<ポイント1>建物は軽い方が耐震性は高い

 

建物の重量が軽ければ軽いほど地震による揺れや負荷が小さくなり、耐震性が向上します。

特に木造住宅は重量が軽く、揺れを軽減しやすいことから耐震性が高くなります。

重い素材を避け、軽量で耐震性能に優れた素材を選ぶことがポイントです。

 

 

<ポイント2>耐力壁が多いほど耐震性が高い

 

耐力壁は建物の骨格を支え、揺れを抑える重要な要素です。

耐力壁が多いほど地震に強くなり、住宅全体の安定性も向上します。

私が家を建てる際には耐力壁を増やしたところ、実際に地震が起きた際もほとんど揺れを感じませんでした。

 

 

<ポイント3>耐力壁や耐震金物の配置場所で耐震性が変わる

 

耐力壁や耐震金物は適切な位置に配置することが重要です。

不均衡な配置では住宅がねじれるような揺れが発生しやすくなり、耐震性能が落ちてしまいます。

設計段階で耐力壁や耐震金物のバランスを考慮し、専門家と共に配置場所をしっかり決めることが大切です。

 

 

<ポイント4>床の耐震性能が良いほど耐震性が高い

 

床の構造も耐震性に大きく影響します。

床が強固であれば地震の揺れを効果的に分散し、住宅の損傷を抑えることができます。

特に剛床と呼ばれる強固な床構造は、耐震等級3を満たすために効果的な手段です。

 

 

 

耐震等級3の家はどれくらい地震に強い?

 

 

熊本地震では倒壊ゼロ

 

2016年の熊本地震において耐震等級3の家屋は倒壊ゼロという結果でした。

この事実は、耐震等級3の家がいかに地震に強いかを実証しています。

 

 

震度7の地震にも複数回耐えうる

 

震度7という非常に強い揺れが何度も続く状況でも、耐震等級3の住宅は安全性を維持しました。

繰り返し発生する余震に対しても、建物自体が高い耐久性を持っていることが証明されています。

 

 

 

まとめ

 

 

耐震等級3は家族を地震から守るために欠かせない要素です。

保険料の節約や資産価値の維持にも大きく寄与します。

 

おすすめの動画

耐震等級3についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの動画もぜひご覧ください。

 

 

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