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2023.10.16

床ガラリについて

こんにちは!
高気密、高断熱住宅の設計をしているSANKOの松村です。

最近少しずつ寒くなってきたので、床下エアコンをつけ始めました。

 

今日は床下のお話しです。

よくお客様から
「この床に空いている穴はなんですか?」
と聞かれるので、

「床下エアコンの暖気を上げるために、穴が空いているんですよ」
とご説明しています。

 

不思議に思われますが、
冬は床下エアコン一台で、
家中の空調をまかなっているので、
床下から暖気が上がって行きやすい様に床ガラリを設けるようにしています。

ただ、実はこのガラリにはそれだけではなく、
もう一つとても重要な役割があります。

 

それは、床下の換気、通気です!

 

 

SANKOの家の基礎はべた基礎という形状の基礎で計画していて、一階床下の基礎内には外の空気が入らない構造になっています。

コンクリートで作られる基礎には水分が多量に含まれているので、床下の基礎内空間は湿気が多く、カビやシロアリが好む環境になっています。

床下の空気を動かして乾燥させることで、カビやシロアリの被害を防ぐことが、とても大切になります。

 

床ガラリを通って、室内と床下の空気が動くことで湿気の滞留を防ぎ、また、床下に換気システムのダクトを落とすことで、床下の換気を行います。

 

 

空気の動きは目に見えませんが、
デザインや間取りよりも大切にしたいことですね。