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家づくりコラム

2024.10.24

家を建てるベストなタイミングは?【設計お役立ち情報 Vol.33】

家を建てるタイミングって悩みますよね。
「今建てた方がいいのか、それとも少し待った方がいいのか?」と、迷う方も多いでしょう。
今回は、そんな「家を建てるタイミング」について、どう考えるべきか見ていきましょう。

 

 

 

家を建てる理由を整理しよう

まず、家を建てる理由を「内的要素」と「外的要素」に分けてみましょう。

内的要素とは、例えば「家族が増えて今の家が狭くなった」や「子どもが学校に入学するから新居が欲しい」といった、ご家族の状況や生活の変化によるものです。
外的要素は、「物価や人件費が上昇しているから、なるべく早く建てたい」や「別に急いでいないから」など、世の中の経済や制度の変化に左右されるものです。

 

 

こうして整理することで、家を建てる理由がはっきりしてきますよ。

では、優先すべきはどっちなのか?

 

結論から言うと、内的要素を優先した方が、後悔の少ない家づくりになります。

なぜなら、外的要素は自分ではコントロールできないからです。
例えば「ウクライナの戦争が終われば物価が下がるかも」と待っていても、実際にそうなるかは分かりませんし、逆に上がる可能性もあります。
業界内では、建築価格がこれから下がることはないといわれています。
金利についても低金利が続いているとはいえ、少しずつ上がっています。
また、「良い土地が見つかれば、、、」と土地情報を探していても、なかなか見つからず、時間ばかりたってしまって家の建築時期を逃してしまうこともあります。

外的要素(経済、制度、土地)を見ているとすぐでも建築を始めるのが「得」なのです。

 

 

 

ですが本当に大切なのはなぜ家を建てるのかという動機ではないでしょうか。

内的要因で決めれば、家族の状況にぴったり合ったタイミングで家を建てられるので、納得感が高まります。
例えば「家族が増えて手狭になったから家を建てる」という理由なら、自分たちの生活にしっかり合った家づくりができるでしょう。

もちろん、外的要素も大切で特にウッドショックやコロナが流行った時期には建築価格が上がってしまい、「あの時に建てておけばよかった…」「もっと早く建てればよかった…」と後悔する方もいらっしゃったかと思います。

ですが、ご家族の内的要素で決めていけば「自分たちにとってベストな時期だった」と後悔もなく納得できると思います。

 

 

 

松村