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家づくりコラム

2024.10.25

室内干しについて【設計お役立ち情報 Vol.34】

家づくりで、「室内干し」を必須と考えるお客様が増えてきています。

 

花粉や黄砂が気になる方や、防犯的にも室内に干したいと考える方が多くなってきましたね。

外干しの場合は、わざわざ洗濯物を洗濯機から庭先や2階のバルコニーに持っていくのが面倒ですよね。

またそれを室内に取り込まないといけませんし。

冬の寒い時期なんかはほんの少しの時間も外に出たくないし、夏は出入りの際に虫が入ってこないだろうかと気になります。

外干しの良い点として紫外線による殺菌効果が挙げられますが、過度な紫外線は衣類の生地を傷めてしまうこともあります。

特に、デリケートな素材の衣類には注意が必要です。

さらに、天候が不安定な日や、大気汚染、ゲリラ豪雨、花粉などの問題を考えると、今後ますます室内干しが一般的になると予想されます。

 

 

室内干しは一般的に乾きづらいと思われていますが、高断熱・高気密な住宅では、室内環境が非常に快適で、効率よく洗濯物を乾かすことができます。

 

 

 

室内干しスペースをどう確保するか?

 

どのようにして効果的な室内干しスペースを確保するかが重要です。

リビングや各居室を使って洗濯物を干す方も多いですが、毎日となると、来客時に困ることも出てきますよね。

やはり、家族以外の目につかない場所に洗濯物を干せると理想的です。

 

 

SANKOのHAREシリーズでも採用が多いのはパナソニックの「電動ほし姫さま」です。

電動で上下する物干しを脱衣室に設けて室内干しをします。

脱衣室は天井高さを少し上げているので、普段は天井まで物干しを上げておくことで、床面積を無駄にせずに物干しスペースを確保できます。

また、洗面台を脱衣室から外に出し、脱衣室そのものを洗濯物干し専用スペースとして活用する場合もよくあります。

これにより、洗濯作業がスムーズになり、生活の中でのストレスが軽減されます。

 

 

高断熱・高気密住宅は、快適な室内環境を提供するだけでなく、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。

これから家づくりをお考えの方は、室内干しスペースも考えて計画しましょう。

 

 

 

松村