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2024.11.03
住宅省エネ基準の義務化【設計お役立ち情報 Vol.35】
2025年4月から、日本でも新築住宅に「省エネ基準」が義務化されます。
これまで、日本では新築住宅に省エネ基準が義務づけられていませんでした。
これは、先進国の中では珍しいことです。
ヨーロッパなどの国々では2000年代から省エネへの取り組みが進み、現在では新築の建物は省エネ性能が当たり前になっています。
2025年に義務化される省エネ基準も、他国と比べると時代遅れと言える内容です。
岡山市ではUA値が0.87という基準が設けられていますが、これは省エネ先進国の水準には到底届きません。
2030年に予定されている新しい基準(UA値0.6)も同様です。
さらに気密性能についての基準はありません。
国の考える基準で家を建てても快適には暮らせませんし、目的であるCO2排出量の目標も達成すら難しいのではないでしょうか?
さらに言うならば、CO2を出さないことを考えて家づくりをされる方はあまりいらっしゃらないかと思います。
やはり、皆さん幸せになりたいという思いで建てられます。
家族全員が安全、健康、快適に暮らせて、電気代もかからないことが本質的に大切なことですよね。
その為にも、より高い基準で家づくりをして、お客様に貢献していきたいと思っています。
松村