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家づくりコラム

2024.10.18

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カーボンニュートラル【設計お役立ち情報 Vol.30】

SDGsや地球温暖化が叫ばれる中、日常生活でも「CO2の排出量削減」がよく話題になっていますよね。

CO2は何かが燃焼する際に炭素と酸素が結びついて発生します。

脱炭素、カーボンニュートラルといった言葉で炭素は悪者にされていますが、私たちの生活には数えきれないほどの炭素であふれています。

 

 

 

例えば、毎日口にしているご飯やパンなどの穀物に含まれる炭水化物。
これは炭素が大きな要素となっています。

炭水化物を食べると、体内で酸素と結びついてエネルギーが生まれ、人間はそのエネルギーで活動することができます。

車がガソリンを燃焼させて走るのと同じ原理ですね。

(ガソリンも炭素を含んでおり、燃焼することでエネルギーを生み出し、車を動かしています。)

 

私たちの食べる穀物や野菜は、光合成によってCO2を吸収し、エネルギーを作り出します。

この光合成の過程ではCO2と太陽の光が必要となり、植物がCO2を取り込むことで、私たちの食料となる作物が育ちます。

これは、地球の炭素循環の一部であり、人間の生活も自然と共生して成り立っているんですね。

しかし、一方で私たちが大量に使用している石油やガソリンは、地中に長い年月をかけて埋蔵されてきた有機物の変化によって生まれたものです。

この石油を大量に燃やすことは、地球環境に大きな影響を与えてしまいます。

 

 

 

実は地球の元素分布の中で炭素はわずか0.1%以下しか存在しません。

しかし、この少ない炭素から、私たち人間をはじめ、植物や動物が成り立っています。

地下から大量の炭素を取り出し、大気中に放出し続けると、地球の炭素バランスが崩れてしまうかもしれません。

 

岡山県で家づくりを考えている方も、環境への配慮を取り入れた住まいづくりに興味を持っていただけると嬉しいです。

地球に優しい家づくり、一緒に考えてみませんか?

 

 

松村