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家づくりコラム

2024.10.05

よく使われる無垢床材【設計お役立ち情報 Vol.23】


無垢フローリングは、冬場に足元が冷たく感じません。

また、木材の種類によっても、温かさの感じ方が違ってきます。

 

特に「柔らかい木」を使ったフローリングは、より温かさを感じやすくなり、「硬い木」のフローリングは、比べると少し冷たく感じることがあります。

ただし「硬い木」はその分耐久性が高く、傷もつきにくいので、欧米化した現代の生活スタイルに適していますね。

 

硬い無垢材は基本的に広葉樹です。

広葉樹は木自体がゆっくりと育つので、木目が詰まっていて丈夫ですが、成長の早い針葉樹に比べると価格がすこし高めになります。

 

 

 

ここで、いくつかの無垢フローリングの樹種をご紹介したいと思います。

 

カバザクラ

特徴:比較的硬く、耐久性が高い木材です。

色味のばらつきが少なく、和洋どちらの空間にも使えます。
また、表面がなめらかで、足触りがとても良いのが特徴です。
部屋全体が明るく優しい雰囲気になり、女性から人気が結構高いですね。

 

クルミ

特徴:クルミは杉やヒノキほどではないですが、少し柔らかめの木材で温かみを感じやすいです。

色は淡いブラウンから濃い茶色まで幅広く、部屋に落ち着いた雰囲気になりますね。

柔らかい木材のため、少し傷がつきやすいですが、使い込むほどに味わいが増すという点も魅力です。

 

オーク(ナラ)


特徴: オークは非常に硬く、フローリングに使用される木材の中でも耐久性がトップクラスです。

独特の木目と重厚感のある色合いが特徴で、年齢性別問わず幅広く人気があります。

家具でもよく使われていますね。

 

サクラ


特徴:薄いピンクがかかった優しい雰囲気の木です。
目が詰まっているので丈夫なんですが、硬すぎないので立ち仕事をしていても足が疲れにくいです。
光沢が美しく、見た目にも高級感がありますね。

 


特徴: 日本でも親しまれている桧は、非常に柔らかい木材です。

そのため、足裏に感じる温かさや柔らかさが抜群です。

優しい色合いと清々しい香りも桧の魅力で、桧風呂なんかはとてもリラックスできますよね。

ただし、かなり傷がつきやすいので、床材で使われる場合は注意が必要です。

 

ブラックウォールナット


特徴:ブラックウォールナットは、濃い茶色から黒に近い色合いが特徴の高級木材です。

しっかりとした硬さと、重厚で高級感のある見た目が魅力です。
耐久性が高く、家具としても最高級の素材になります。

 

 

メープル


特徴:メープルは、明るい色が特徴の木材で、部屋全体を明るく広く見せます。
ブラックウォールナットとも並ぶ銘木の一つです。
美しい光沢と木目がきれいです。
丈夫で硬い木ですが、表面がなめらかで足触りも気持ち良いですよ。

 

ブラックチェリー


特徴:ブラックチェリーは、使い込むほどに深い赤褐色へと変化していく、美しい経年変化があります。
自然な艶と濃淡のある木肌が奥深い色味を作っていますね。
高級家具でもよく使われます。

 

クリ


特徴:クリは、日本の家づくりに古くから使われてきた木材です。
家の土台にも使われていたほど耐水性に優れており、湿気の多い場所でも反りにくいのが特徴です。
木目がはっきりとしていて、自然な風合いを楽しめます。
硬さもあり、傷がつきにくいのもメリットです。

 

 

無垢フローリングは肌触りと質感が普通のフローリングと比べて格段に良いです。

使えば使うほど、木材が持つ独特の経年変化を楽しむことができ、より愛着が湧いてきます。
少しでも無垢フローリングに興味をあれば、一度検討してみてください。

 

松村