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家づくりコラム

2023.10.05

窓とサッシの選び方【岡山注文住宅コラムVol.016】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

 

窓とサッシの選び方によって

住宅の性能は大きく変わります。

 

窓は外の景色を見たり、

光を取り込むだけではありません。

 

意外かもしれまんが

家の温度を一定に保つうえで一番大事なのは窓です。

 

今回は、住まいの中で大切な窓とサッシに焦点を当て、

住まいの中での窓の役割と、

どういう窓にすると暮らしの満足度に

影響を与えるのかを徹底的に解説してきます。

 

窓とサッシの関係性

 

まず皆さんに最初に説明しなければいけないのが、

窓とサッシの関係性についてです。

 

窓の違いというと、

みなさんガラスの差をイメージするかと思いますが、

それもそうなのですが、

実は窓は一つサッシという部分に注目する必要があります。

 

つまり窓の性能と言われたら、

ガラスとサッシ、この両方を考える必要があるのです。

 

サッシの断熱性能は

エアコンなどの稼働率にも直結するために、

エネルギー消費が増えます。

 

なので、窓(サッシ)は快適性とともに

省エネにも結びつく重要な部分なのです。

 

窓際が寒い、

窓ガラスやサッシが結露するという方は

電気代もたくさんかかっているはずです。

 

壁や屋根の断熱材を

ふんだんに使ったとしても、

窓(サッシ)の性能が低ければ

エネルギー消費を抑えるエコ住宅とは

ならないことを知っておいて下さい。

 

ここでは、

窓とサッシの重要な関係性に焦点を当て、

おさえておきたいポイントを紹介します。

 

 

サッシの種類と特徴

 

窓のサッシには、素材によって次のような種類があります。

 

  • アルミサッシ:アルミが素材のサッシ
  • 樹脂サッシ:塩化ビニル樹脂が素材のサッシ
  • アルミと樹脂の複合サッシ:室外側はアルミ、室内側は樹脂素材のサッシ

 

その他に木製サッシもありますが

木製サッシの日本での普及率は1~2%と

大変少ないので今回は割愛します。

 

窓の素材の種類としては、

アルミ→アルミ樹脂複合→樹脂の順に断熱性能が高くなり、

それに比例して価格も高くなります。

 

詳しくは過去の記事でも解説しておりますので

ご参考にしてください。

【岡山県新築コラムVol.011 】窓サッシの特徴

 

 

アルミサッシ

 

アルミサッシのメリットは、

加工しやすく、軽くて、サビにくい点です。

 

アルミサッシのデメリットは

樹脂サッシよりも約1,400倍も熱を伝えやすく

断熱性で劣る点と結露しやすい点です。

 

現在の日本の住宅はほとんどがアルミサッシですね。

 

住まいの断熱性が低いと冬、

家の中がとても寒いため、

ヒートショックの原因になり、

結露は、カビやダニの温床になってしまいます。

 

これは住宅の建物寿命を縮めてしまったり、

住む人の健康に悪影響を与えたりする可能性もあります。

 

皆さんのお家の窓のサッシは何ですか?

自分の今の住まいの窓を一度確認してみて下さい。

 

 

樹脂サッシ

 

 

樹脂サッシは断熱性能が

高い点が大きなメリットです。

 

素材として熱を伝えにくいだけではなく、

枠やガラスフレームを複雑な構造にして

空気の部屋をつくり、

さらに断熱性を高めています。

 

断熱性が高いため、

結露しにくい点もメリットです。

 

樹脂サッシのデメリットは

アルミやアルミ樹脂複合に比べて

価格が高い点があえて言うならデメリットでしょうか。

 

 

アルミと樹脂の複合サッシ

 

メリットはアルミサッシよりは

断熱性が高く、室内側が樹脂になっていて

結露しにくい点がメリットです。

 

デメリットは価格はアルミに比べると高くなり、

性能は樹脂サッシに比べると低くなる点です。

 

ただし、

樹脂と比べると価格が抑えられるため、

断熱性・機能性と価格のバランスは悪くありません。

 

 

 

ガラスの種類と特徴

 

以上が各サッシの特徴と

メリットデメリットを紹介しましたが、

続いてはガラスについてです。

 

窓ガラスには多くの種類があのですが、

今回の動画では代表的な3つ

  • 複層ガラス
  • Low-E複層ガラス
  • トリプルガラス

フォーカスしてお話していきたいと思います。

 

 

複層ガラス

 

複層ガラスは、

2枚のガラスで構成された窓ガラスです。

 

単板ガラスより高い断熱効果や遮熱効果が得られます。

 

その構造からくる遮熱性や断熱性が優れています。

 

四季折々の気温変化からくる不快感を

最小限に抑えることができます。

 

Low-E複層ガラス

 

Low-Eは、「Low Emissivity(低放射)」の略です。

二層になっているガラスの内、

どちらかの中空層側に特殊な金属膜が

コーティングされているガラスです。

 

Low-E複層ガラスには、

遮熱タイプと断熱タイプがあります。

 

両タイプとも、

室内の暖かさや涼しさを逃がさない断熱性は共通ですが、

 

遮熱タイプは、

日射熱を遮って室内の暑さを抑える機能に優れており、

 

断熱タイプは、

日射熱を取り込んで室内を暖かくし、

熱を外に逃がさない機能に優れています

 

トリプルガラス

 

トリプルガラスは3枚のガラスで構成された窓ガラスです。

Low-E複層ガラスよりも、

さらに断熱性に優れています。

 

窓ガラスは、

単板ガラス→複層ガラス→Low-E複層ガラス→トリプルガラス

の順に断熱性能が高くなります。

一般的に断熱性能が高いものほど価格も高くなります。

 

また、中空層にガスを注入した

『アルゴンガス入』や「クリプトンガス入」ですと、

さらに断熱効果が高まります。

 

 

まとめ

 

家づくりは断熱材だけにこだわるのではなく、

一番熱が出入りしやすい窓に

お金をかける事が性能向上に繋がり、

光熱費を抑えた健康的な暮らしが出来るようになります。

 

また、

窓の性能が上がると遮音効果も高くなり

外の音が家の中に入ってきにくくなったり、

家の中の音が外に漏れにくくなるという

メリットもあります。

 

なので、

この動画をきっかけに改めて窓の性能値を

見直していただけるといいかと思います。

 

ぜひこの記事を参考にして、

理想の窓とサッシを見つけてください。

 

youtubeでも

分かりやすく解説しておりますので

是非見てみてくださいね。

 

 

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