NewsBlog

家づくりコラム

2023.06.22

断熱性能に関して【岡山注文住宅コラムVol.005】

岡山県の県南エリア【岡山市・倉敷市・玉野市・笠岡市・井原市、総社市、高梁市、赤磐市、浅口市、和気町、早島町、里庄町、矢掛町、吉備中央町】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

 

私がお客様から聞いてきた

家を建てる動機の中でとても多いのが

 「家がとても寒いから、暖かい家が欲しい」 

ということ。

 

日本の住宅は寒すぎますからね……。

 

今日は、「寒い家はもういやだ!」

という方にぜひ見ていただきたい内容です。

 

伸び伸びと暮らせる

失敗しない家づくりを解説していきます。

 

 

断熱材について

 

まず、家を暖かくするうえで

欠かせないのが断熱材です。

 

断熱材に関する基本的な知識を解説します。

 

断熱材の種類について

 

断熱材の種類についてですが、

日本の住宅で最も多く使われてきたものは

 「グラスウール」 です。

 

 

素材は細かいガラス繊維を綿状にしたものです。

 

施工のしやすさや

手ごろな価格帯というのが

最も多く採用されてきた理由でしょう。

 

 

次に家電の緩衝材などでみなさんも馴染みのある

発泡スチロールと同じ素材を使った

 「ポリスチレンフォーム」 と呼ばれる断熱材もあります。

 

 

弾力があって復元力に優れています。

 

 

そして発泡プラスチック系の中で

SANKOでも採用している

 「高性能フェノールフォーム」 

 

 

こちらはほかの断熱材に比べてコスト的に高くつきますが、

トップクラスの断熱性能を求める方にはおすすめです。

 

 

そのほか、現場でウレタンを吹き付けて

泡状のムースのように膨らませて隙間を埋めていく

 「硬質ウレタンフォーム」 というものがあります。

 

施工した時に隙間ができにくいので

気密がとりやすいと言われています。

 

しかし、木造建築の場合、

木の特徴である膨張収縮というのがあるため、

 

冬に乾燥で木が収縮すると

断熱材と木の間に隙間ができてしまう

なんてこともあります。

 

 

また現場で吹き付けるタイプとしては

古い新聞紙を粉々に砕いて断熱材にする

 「セルロースファイバー」 というものもあります。

 

重みで沈むという欠点もありますが

十分に壁の中に断熱材を吹き込むことで防げます。

 

 

このほかにも断熱材の種類はたくさんあり、

それぞれにメリットデメリットがあります。

 

種類によって、熱伝導率という断然性能が違い、

素材や施工方法、価格も様々です。

 

どんな断熱材をどのくらいの厚みで使っているのか、

住宅会社によって違いますので

よく聞いてみてください。

 

断熱材を入れるときの注意点

 

次に断熱材を入れるときの

注意点を3つお話します。

 

 

注意点1.施工

 

先ほども触れましたが、

現場で吹き付けるタイプの断熱材などは

施工技術や精度が特に求められますね。

 

板状のものをはめていくだけの施工と、

吹き付けるものでは

技術の差が出そうなイメージは

皆さんつくと思います。

 

また施工のしやすさがあり多くの現場で使わている

グラスウールにしても隙間ができるような納め方をしていたり、

押し込んでしまうと断熱性能が発揮されません。

 

いずれにしても

作り手が丁寧な施工ができるかどうか

ということが重要です。

 

家を建ててくれる方がどんな方か

職人さんたちの顔や施工の様子がわかると安心ですね。

 

 

 

注意点2.経年劣化を考える

 

断熱性能気密性能は劣化しない

と思っている方が多いな~と

お客様とお話ししていて感じています。

 

ですが、劣化しないなんてことはありません。

 

世の中にあるすべてのものは

時とともに変わっていきますよね。

 

家は何年住みますか?

 

家ができた時と30年後、40年後、

50年後が同じなわけがありませんね。

 

ですから劣化することを見越したうえで

建築時には性能を上げておくことが大切です。

 

家の性能はあとから何とかしたいと思っても

なかなかできません。

 

初めからそこそこの性能で家を建てると

10年後20年後に寒い家になりますよ。

 

 

注意点3.断熱はバランスよくとる

 

これはイメージがしにくいかもしれませんが、

断熱性能は家の外周部、

外に面している部分から

どれだけ熱を逃がさないかが重要になります。

 

例えば、窓から寒い冷気が入るからといって、

窓だけトリプルガラスで性能を上げても

 

壁に断熱材をほんの少ししか入れていなかったら、

結局壁から熱は出入りして寒い家になります。

 

また天井だけとか床だけ断熱材を

たくさん入れるというのもよくありません。

 

断熱性能にばらつきがあると寒いだけでなく、

断熱の足りないところで

内部結露を起こす原因になりますので要注意です。

 

 

まとめ

 

断熱材にはたくさんの種類があり、

それぞれに性能、価格の違いがあり、

メリットデメリットがあります。

 

それぞれの特徴も知ったうえで、

住宅会社ごとにどんな断熱材を

どのくらい使っているのか。

 

なぜその断熱材を採用しているのか

など実際に聞いてみることをお勧めします。

 

また断熱材を入れるときの注意点を3つ挙げました。

 

1つ目は施工が大事だよということ

 

2つ目は経年劣化することを踏まえて

性能は上げておきましょうということ

 

そして3つ目は

断熱はバランスよくとりましょうということです。

 

 

youtubeでも解説しておりますので、

是非見てみてくださいね。

 

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方は

モデルハウスにお越しください。

これからの時期は涼しくて

心地良い体感が出来ますよ。