NewsBlog

家づくりコラム

2024.08.27

自然素材の家|健康や環境に配慮した住まい【岡山注文住宅コラムVol.055】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

 

 

最近、「自然素材の家」に興味を持つ方が増えていますが、実際にどのようなメリット・デメリットがあるのか、どの素材が適しているのか、気になる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、「自然素材の家」とは何か、その特徴や選び方、さらには注意点について詳しく解説します。

 

この記事を読むと、「自然素材の家」に関する基本的な知識や、家づくりの際に考慮すべきポイントが分かります。

自然素材を活用した健康的で快適な住まいづくりを検討しているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!

 

 

 

自然素材の家とは?

 

 

自然素材の家とは、その名の通り、自然由来の素材を使って建てられた家のことです。

木材、石材、漆喰、珪藻土など、化学物質を含まない素材が使用されるため、環境に優しく、住む人の健康にも良いとされています。

特に、シックハウス症候群やアレルギーに悩む方々にとっては、化学物質を極力排除した住まいは理想的な選択です。

 

 

 

自然素材を使うメリット・デメリット

 

 

メリット

  1. 健康への配慮: 化学物質が少ないため、室内の空気が清潔で、アレルギーやシックハウス症候群のリスクが低減されます。
  2. 快適な居住環境: 木材や漆喰などの自然素材は、調湿効果や断熱性が高く、四季を通じて快適な室内環境を保ちます。
  3. 環境に優しい: 自然素材は再生可能であり、環境負荷が低いことから、エコロジカルな選択として注目されています。
  4. 経年美化: 無垢材などの自然素材は、使い込むほどに風合いが増し、経年変化を楽しむことができます。

 

 

デメリット

  1. コストが高い: 自然素材は加工や輸送に手間がかかるため、一般的な建材に比べてコストが高くなる場合があります。
  2. メンテナンスが必要: 自然素材は手入れが必要な場合が多く、適切にメンテナンスを行わないと劣化が早まることがあります。(※室内の温湿度管理が適切に行われている場合、自然素材にとって理想的な環境が維持され、劣化を防ぐことができるため、メンテナンスは不要になります。)
  3. 選択肢が限られる: 自然素材の種類や供給が限られているため、希望するデザインや機能性に合う素材が見つからない場合もあります。
  4. 施工の難しさ: 自然素材は取り扱いが難しく、経験豊富な職人が必要となるため、施工費が高くなることがあります。

 

 

 

自然素材の家によく使用される素材の種類・特徴

 

 

 

漆喰

漆喰は、石灰を主成分とした自然素材で、昔から日本の住宅に使われてきました。

調湿効果が高く、カビやダニの発生を抑える効果があります。

また、防火性能も優れており、長持ちする点も魅力です。

Point

☑無機質のため耐火性が強い

☑抗菌作用でカビとも無縁

☑消臭効果で空気もきれいに

☑劣化しない

 

 

無垢材

無垢材は、天然の木材をそのまま使用した建材で、暖かみのある質感と香りが特徴です。

調湿効果や断熱性が高く、四季を通じて快適な室内環境を保ちます。

また、使い込むほどに美しさが増すため、経年変化を楽しむことができます。

Point

☑高い断熱性と保温性

☑耐震性にも優れている

☑リラックス効果がある

 

 

珪藻土

珪藻土は、植物性プランクトンの化石が主成分で、優れた調湿性能があります。

湿気を吸収・放出することで、室内の湿度を快適に保ちます。

また、消臭効果や断熱効果もあるため、快適な住環境を実現できます。

Point

☑臭いを吸着して清浄に

☑防音や防カビにも効果

☑高調湿性密閉空間に最適

 

 

 

自然素材の家と従来の家を比較

 

 

自然素材の家と従来の家を比較すると、まず健康面での違いが挙げられます。

自然素材の家では、化学物質の使用が抑えられているため、室内の空気が清潔で、シックハウス症候群やアレルギーのリスクが低減されます。

一方、従来の家では、工業製品や化学物質を含む建材が使われることが多く、健康面での懸念が残ります。

 

また、自然素材の家は、環境に優しい点も大きなメリットです。

再生可能な資源を使用し、製造過程でのエネルギー消費が少ないため、地球環境への負荷が低くなります。

 

 

 

自然素材の家は木材の選択にも気を配る

 

 

自然素材の家を建てる際には、木の種類にも注目することが重要です。

たとえば、杉は軽くて断熱性が高く、経年変化で美しい色合いになるため、内装材として人気があります。

 

一方、ヒノキは耐久性が高く、香りが良いため、構造材として広く用いられています。

木材の種類に応じて、適材適所で使用することが、自然素材の家づくりのポイントです。

 

 

 

自然素材の家でよく見られる失敗とその解決策

 

 

自然素材を使った家では、以下のような失敗がよく見られます。

  1. メンテナンス不足: 自然素材は手入れが必要ですが、それを怠ると劣化が早まります。定期的なメンテナンスを心掛けましょう。
  2. コストの見誤り: 自然素材は高価な場合が多く、予算オーバーになることがあります。初めから予算をしっかりと計画し、無理のない範囲で選択することが重要です。
  3. 素材の選択ミス: 気候や風土に合わない素材を選んでしまうと、住環境が悪化する恐れがあります。素材選びは専門家のアドバイスを受けながら慎重に行いましょう。
  4. 職人の技量不足: 自然素材は取り扱いが難しいため、経験豊富な職人に依頼することが成功の秘訣です。

 

【自然素材の家には高気密高断熱住宅がおすすめ!】

気密性が高いために外部からの湿気や汚染物質の侵入を防ぎ、室内の温度や湿度が安定します。

この結果、自然素材の劣化を引き起こす要因である湿気や極端な温度変化が抑えられ、腐食や色あせがなくなります。

また、温度や湿度が適切に管理されることで、カビや腐敗菌の発生も抑えられるため、再塗装やワックス掛けの頻度も減少し、メンテナンス要らずの美しい状態を長く保てるのです。

 

 

自然素材の家に向いている人・向いていない人

 

 

自然素材の家に向いている人

自然素材の家は、素材の温かみや風合いを楽しみたい方、健康志向で環境にも配慮した住まいを求める方に向いています。

また、経年変化を楽しむ余裕があり、多少のメンテナンスを苦にしない方に最適です。

 

自然素材の家に向いていない人

一方で、完璧な外観を維持したい方や、メンテナンスに時間やお金をかけたくない方には不向きかもしれません。

また、コスト重視で家づくりを進めたい方や、モダンでクールなデザインを好む方には、人工素材の家が適しているでしょう。

 

 

 

自然素材の家を依頼する住宅会社の選び方

 

 

自然素材を使った家を依頼する際は、まず信頼できるハウスメーカーや工務店を選ぶことが重要です。

選ぶポイントとして、自然素材の取り扱い実績が豊富であることや、経験豊富な職人が在籍していることが挙げられます。

また、自然素材に関する知識が豊富で、適切なアドバイスをしてくれる業者を選ぶと良いでしょう。

 

 

 

自然素材の家『施工事例』

 

 

SANKOの家では、これまでに数多くの自然素材を使った家づくりを手掛けてきました。

 

無垢材を使用した階段と床

写真に写っている階段や床は、無垢材を使用しており、木の自然な風合いや温もりが感じられます。

無垢材は時間が経つごとに味わいが増し、住む人と共に家が成長していくのを実感できます。

 

シンプルでナチュラルなデザイン

全体のデザインはシンプルでありながら、無垢材の温かみと相まって、ナチュラルで落ち着いた空間を演出しています。

また、白い漆喰壁が空間を明るく広々と見せ、木材の質感を引き立てています。

 

機能的な収納スペース

階段横には壁一面に収納棚が設置されており、インテリアとしても機能的です。

収納棚には本や小物を置くことができ、家全体をすっきりと保つことができます。

 

自然素材の優れた組み合わせ

キッチンやダイニングエリアも、同様に自然素材が巧みに組み合わされています。

木製のテーブルや椅子は、無垢材の階段や床と調和し、統一感のある空間を作り出しています。

 

天然木をふんだんに使用した天井

写真の中で特に目を引くのが、天然木を用いたレッドシダーの天井です。

異なる色合いの木材が組み合わさり、視覚的な美しさとともに、温かみのある雰囲気を作り出しています。

天井に自然素材を使用することで、部屋全体が自然と調和し、リラックスできる空間を提供します。

 

木材を使用した家具

リビングルームには、木材を使用したテーブルや椅子が配置されており、他の部分と統一感のあるデザインになっています。

これにより、自然素材の魅力がさらに引き立ち、ナチュラルで居心地の良い空間が生まれています。

 

明るく開放的な空間

大きな窓からはたっぷりと自然光が入り、リビングルーム全体が明るく開放的に感じられます。

自然素材の家は、外の景色と室内の調和を大切にしており、このように大きな窓を設けることで、自然とのつながりを感じることができます。

 

和室との融合

リビングの隣には、和室スペースがあり、現代的なデザインと伝統的な日本の要素が融合しています。

自然素材を活かしながら、日本の住まいの良さを取り入れることで、独特の心地よさと文化的な深みを持つ空間が生まれています。

 

このように、自然素材の家は、見た目の美しさだけでなく、住む人に優しい環境を提供します。

自然素材を使った家づくりを検討している方にとって、このようなデザインや素材の使い方は、家の価値を高めるポイントとなるでしょう。

 

 

 

まとめ

 

自然素材の家は、健康や環境に配慮した住まいとして、多くの方に支持されています。

素材選びや施工方法に注意し、信頼できる業者とともに進めることで、理想の住まいが実現します。

 

岡山で新築住宅をご検討していらっしゃる方はモデルハウスにお越しください。

HEAT20 G3ランクの涼しく、居心地の良い空間です。

夏の高性能住宅を是非ご体感に来てみてくださいね。

 

 

【関連記事】

自然素材

レッドシダー天井

漆喰とは?