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家づくりコラム

2024.08.15

夏の日射遮蔽|夏の暑さを抑えて快適な室内環境づくり【岡山注文住宅コラムVol.054】

岡山県の県南エリア【岡山市北区、中区、南区、東区、倉敷市、瀬戸内市、赤磐市、早島町、総社市、玉野市】で高性能住宅と自然素材にこだわり、健康で快適な注文住宅をご提案している工務店、SANKOの家です。

 

「夏の日射遮蔽」に関する情報をお探しの皆さま、夏の強い日差しから家を守る方法についてお悩みではないでしょうか?

この記事では、効果的な日射遮蔽の方法を詳しく解説し、夏の暑さ対策に役立つ情報をお届けします。

この記事を読むと、南側の窓に庇や軒を設ける方法、外部と内部の日射遮蔽部材、ガラスの選び方、外付けブラインドの活用方法など、具体的な対策が分かります。

特に、家族の健康と快適な暮らしを重視される方にとって、有益な情報が満載です。

夏の暑さ対策に関心のあるご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!

 

 

夏の日射遮蔽とは

 

 

夏の日射遮蔽とは、建物内に入る日差しをコントロールし、室内温度の上昇を抑える手法のことです。

特に日本の夏は高温多湿であり、冷房費用の節約や快適な室内環境を保つためには、効果的な日射遮蔽が重要です。

 

夏の太陽は北東から昇り、北西に沈むため、東面と西面には強烈な横殴りの朝日と夕日が差し込みます。

このため、庇(ひさし)では効果が十分に発揮できないことが多いです。

ですが、夏の正午に近い時間帯は太陽の高度が非常に高いため、南面には日が当たらず、庇が最も効果を発揮しやすい時間帯です。

さらに、夏に最も強烈なのは真上から屋根に照り付ける日射しです。

屋根からの熱が室内に伝わると、室温が急上昇し、冷房の効率も低下してしまいます。

そのため、屋根や窓に適切な遮蔽対策を施すことが、夏の暑さを防ぐ上で非常に重要です。

 

 

 

南側の窓の上部に庇や軒を出す

 

南側の窓に庇や軒を設けることは、夏の日射遮蔽において効果的な方法として広く知られています。

特に、太陽が高い位置にある正午前後の時間帯において、南面に直接差し込む日射を遮る役割を果たします。

しかし、庇や軒で防げるのは、あくまで太陽が高い位置にある時間帯のみです。

 

朝夕の低い太陽高度の際には、庇や軒の効果が十分に発揮されないため、東西から差し込む強烈な日射を防ぐことは難しいです。

そのため、外部スクリーンや外付けブラインドなど、低い太陽高度での日射を防ぐ方法も併せて考える必要があります。

これらを組み合わせることで、より効果的に夏の日射遮蔽を実現し、快適な室内環境を保つことができます。

 

 

 

外部の日射遮蔽部材について

 

外部の日射遮蔽部材としては、外付けブラインド、オーニング、ルーバーなどがあります。

これらの部材は、建物外部に設置することで、窓に当たる直射日光を遮断し、室内の温度上昇を抑えます。

また、外部遮蔽は内部遮蔽に比べて高い効果が期待でき、冷房負荷の軽減にも寄与します。

 

 

外付けブラインドのメリットとデメリット

 

外付けブラインドは、日射遮蔽効果が非常に高いアイテムです。

ブラインドの角度を調整することで、日差しを効果的にコントロールできます。

メリットとしては、遮熱性能の高さや、視線を遮りながらも風通しを保てる点が挙げられます。

一方で、初期コストが高く、定期的なメンテナンスが必要となるデメリットもあります。

 

 

 

内部の日射遮蔽部材について

 

 

内部の日射遮蔽部材としては、カーテンやロールスクリーン、内装ブラインドなどが挙げられます。

これらの内部遮蔽部材は、建物のインテリアデザインに合わせて選べるのが魅力ですが、外部遮蔽に比べて効果はやや劣ります。

 

特におすすめのカーテンは、ハニカムロールスクリーンです。

このスクリーンは、ダブルハニカム(蜂の巣)構造を持ち、内部に作られた2重の空気層が断熱効果を発揮します。

ハニカム構造が空気を閉じ込めることで、夏の強い日差しを遮りながらも、室内の冷房効果を保ちます。

見た目にもスタイリッシュで、機能性とデザイン性を兼ね備えた選択肢です。

 

内部遮蔽を取り入れることで、外部からの熱を抑えるだけでなく、快適な室内環境を維持することができます。

また、ハニカムロールスクリーンは省エネ効果も期待できるため、夏の電気代を抑えたい方にも最適です。

 

 

内部遮蔽のメリットとデメリット

 

内部遮蔽のメリットとしては、手軽に導入できることや、季節や時間帯に応じて簡単に調整できる点が挙げられます。

しかし、日射遮蔽効果は外部遮蔽ほど高くなく、夏場の冷房負荷軽減には限界がある場合もあります。

 

 

 

ガラスの種類で日射遮蔽が出来る?

 

ガラスの種類によって、日射遮蔽の効果を大きく左右することができます。

特に、ガラスの枚数が増えるほど、冷房で冷やした空気が外に逃げにくくなります。

SANKOでは、トリプルガラスを標準採用しており、これにより高い断熱性能を実現しています。

 

ガラスには、単板、ペア(2枚)、トリプル(3枚)の種類があります。

枚数が増えるほど、熱の流出入を抑える効果が高まります。

また、ガラスの内側にLow-Eガラス(ローイーガラス)を施すことで、熱の放射を抑え、さらに効果的な日射遮蔽が可能です。

Low-Eガラスとは、ガラスの表面に酸化錫や銀などの特殊な金属膜をコーティングしたもので、日射を反射しつつ、室内の暖かさを保ちます。

 

さらに、ガラスとガラスの間に「アルゴンガス」や「クリプトンガス」を充填することにより、熱の流れを防ぐことができます。

これらのガスは、空気に比べて熱伝導率が低いため、断熱効果を高める役割を果たします。

これらの技術を活用することで、窓からの熱の侵入を抑え、夏場でも快適な室内環境を保つことができます。

 

 

 

日射遮蔽には外付けブラインドがおすすめ

日射遮蔽には外付けブラインドが非常に効果的です。

外付けブラインドは窓の外側で日射を遮るため、室内に入る前に熱を防ぐことができ、夏場の室内温度上昇を抑えるのに大変役立ちます。

さらに、ブラインドの角度を調整することで、光を取り入れながらも、熱をしっかりと遮断できます。

 

しかし、外付けブラインドが予算に合わない場合は、緑のカーテンもおすすめです。

緑のカーテンとは、つる性植物を窓の外側に植えて、自然のカーテンとして日射を遮る方法です。

この植物は直射日光を防ぎつつ、葉から出る気化熱で周囲の温度を下げる効果もあります。

見た目も涼しげで、室内外に癒し効果を与える自然なオプションです。

 

これらの対策を組み合わせることで、コストを抑えながらも効果的な日射遮蔽を実現し、夏場でも快適に過ごすことができます。

 

 

 

まとめ

 

夏の日射遮蔽は、建物の快適性とエネルギー効率を向上させるために欠かせない要素です。

この記事では、南側の窓の庇や軒、外部と内部の日射遮蔽部材、ガラスの選び方、外付けブラインドの活用方法について詳しく解説しました。

これらの対策を取り入れることで、夏の暑さを効果的に抑え、快適な室内環境を実現できます。

 

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